血糖値が上がるとかかる病気の代表例に挙げられるのが、糖尿病。では、その症状とは?
まず挙げられるのは、「体がだるく、疲れやすくなる」ことです。糖尿病を患うと、尿が大量に出ます。尿のなかには、糖分だけでなく筋肉や骨も含まれており、それらが溶けて、体外へ出て行ってしまいます。他にも、細胞や筋肉の働きと関係の深い食塩などのミネラルも放出されてしまいます。結果、脳に回る血液量が減り、頭がボーっとしたり、だるくなってしまうのです。
それ位なら大丈夫じゃない?と思った、あなた。甘い!甘すぎます。糖尿病で恐いのは、病気自体もそうですが、合併症を引き起こしてしまうこと。例えば、物が二重に見えるようになったり、最悪の場合「失明」を引き起こす原因にもなります。また、糖尿病があると心筋梗塞や脳梗塞にかかる可能性も数倍高くなると言われています。
すべては、血糖値が高すぎることが原因。血糖値を下げることが、「健康」にとって欠かせないのです。
それでは、血糖値を下げるためにはどうすればいいのでしょうか?最も有効だと言われているのは、「食物繊維を取ること」です。食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」という2種類が存在します。血糖値を下げるために有効だと言われているのは、「水溶性食物繊維」。代表例に挙げられるのは、「海藻類、果物、こんにゃく」などです。
水溶性食物繊維には、ブドウ糖の吸収をゆるやかにする働きがあり、その結果、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるのです。
また、食物繊維は小腸におけるコレステロールの吸収もガードする働きがあり、合併症予防にも繋がると言われているそうです。
そして忘れてはならないのが、「低カロリーなこと」。つまり、たくさん摂取しても太りにくく、かつ満腹感も得られるので肥満防止にも役立つ。病気防止に役立ち、かつダイエットにも効く。まさに一石二鳥な役割を果たすのです。
血糖値を上昇させる最大の理由は、「炭水化物」。ただし、炭水化物を一切口にせず、食物繊維だけを取っていればいいのかというと、答えはNG。
炭水化物は、人間の活動に絶対欠かせない栄養素。取らなければ、体調は崩れていく一方です。だから、「バランス良く食べること」がとても重要。
では、食物繊維を多く含んだ食材とは?食後の血糖値上昇をゆるやかにするといわれる「水溶性食物繊維」を例にとってみると、「海藻類、果物、こんにゃく」などが挙げられます。
そして、咀嚼(そしゃく)回数を増やして満腹感を得やすくし、便秘の予防・改善に効く「不溶性食物繊維」ならば、穀類(玄米、そばなど)、ごま、根菜類(ごぼう、れんこんなど)が有効です。
例えば、ご飯は玄米や雑穀入りにして、ごぼうサラダやめかぶ・こんにゃく料理などを1品添える。揚げ物を作る際は、衣を少なめに。脂肪を取る前に、必ず食物繊維を取るように心掛ける。そうした工夫で、血糖値を下げることが充分に可能なのです。